キャバ嬢という仕事は、男性からモテなくてはなりません。
モテる方法はいくつかありますが、外見だけで勝負できる程甘い世界ではありません。
お客様を喜ばせるためにおもてなしをすることも、モテにつながります。
しかし、キャバ嬢がお客様にして差し上げられるおもてなしとは、一体何のことなのか?
改めて考える必要がありそうです。
キャバ嬢による「おもてなし」について細かく分解して理解し、丁寧に一つずつ作り上げていきましょう。
【おもてなしその1】楽しそうな雰囲気を絶やさない
まず、お客様がキャバクラに飲みに来る理由について考えなくてはいけません。
・パーッと気晴らしした
・楽しい雰囲気で元気を出したい
・可愛い女の子を見てウキウキしたい
・誰かに話を聞いてもらいたい
など、細かい理由は人それぞれでも、大体は「楽しさ」や「明るさ」を求めて来店するのではないかと思います。
そんな時、雰囲気が良くないキャストが来たら、せっかくの時間が台無しになってしまいます。
キャバ嬢は、お客様がどんなタイプであれ「鉄壁の笑顔で、明るく楽しいオーラを切らさない」ということが必須となります。
キャバクラではなくても、お客様を迎えてもてなす時に、上辺だけの愛想や自分の都合だけしか頭にないソワソワした様子だと、見抜かれて興ざめされるのではないでしょうか。
キャバ嬢の立場からすると、お客様を前にした時「どんな人なんだろう?」「何を話せばいいんだろう?」「指名取れるかな?」など、色々な「自分の事情」が頭を駆け巡ってしまうと思うのですが、まずは自分の不安などの感情を差し置いて、「お客様をしっかりと見て」お客様を楽しませるにはどうしたらよいかということに集中しましょう。
不安のオーラが出ないように、常に明るい雰囲気を絶やすことを忘れずに!
【おもてなしその2】セクシーでワクワクさせるような見た目
自分が着飾るということも、お客様をもてなすことになります。
精一杯セクシーで、魅力ある装いを心掛けてください。
露出すれば良いという訳ではなく、男性の目を楽しませるような工夫をしよう、ということです。
そう言うと、「美人でもないし、自信ない…」という風に思われる方もいるかもしれませんが、外見に関しては「どうすれば全員に刺さるか?」と追及して頭を抱える必要はありません。
顔の作りやスタイルの好みは千差万別ですから、自分で勝手に理想を描いてそれにより自分を苦しめないようにしてください。
一番大事なのは、自分の欠点を補正しつつ、自分の魅力的な部分を伸ばすことです。
自分で分からないなら、周囲の人に聞いてみるなどして、客観的に直すべきポイントと伸ばすべきポイントを掴むようにしてみてください。
聞く相手は、女性ではなく男性がおすすめです。
ボーイさんや店長に聞いてみるのも良いですね!
【おもてなしその3】お客様を特別扱いの主役にしてあげる
キャバクラに来たお客様は、もちろん女の子とおしゃべりをして楽しみたいと思っていますが、漫談を聞きに来ている訳ではありません。
話題が無いからと言って自分の話ばかりしていると、お客様はしんどくなってしまいます。
会話のきっかけとして自分の話をするのは良いですが、どこかで必ず「お客様が主役になって話ができる」状態に軌道修正していかなくてはなりません。
お客様が口を開いたら、興味津々に目を輝かせて話に食い入り、大げさなリアクションを取る。
そして、隙あらばお客様を褒める。
それまでの話はいわば「前菜」であり、「メインディッシュ」として「あなたの話は最高!」「あなたは良い男!カッコイイ!」という言葉や態度を与えて差し上げなくてはならないのです。
ひとことで言ってしまえば「リップサービス」なのですが、案外お客様の言ったことを上手に拾えず、「あ~なるほど」などで終わらせてしまう方が多いです。
会話中、何度でも「メインディッシュ」を出して差し上げられるように、目を光らせながら会話してくださいね。
【おもてなしその4】そのお客様だけのちょこっとプレゼント
お客様の好みを覚えておいて、次回会えた時にちょっとしたプレゼントを渡すというおもてなし方法もあります。
例えば、タバコを吸うお客様の場合は、銘柄を覚えておきます。
次回来店した時に、さりげなく「これ良かったら」という風に差し出すと「良い子だな。覚えててくれたんだ」といった具合になり、評価が上がります。
この方法はどのお客様にも使うのではなく、次回来てくれそうな感じのお客様や経済力がありそうなお客様・キャバクラ通いで有名なお客様にスポットで繰り出していくのがおすすめです。
ただし!
これはあくまで「おもてなし」であり、基本は「指名に繋がったらラッキー」という「ダメ元思考」で取るべき作戦です。
少額であっても「リターンがないと腹が立つ!」という性格の方は、指名が返ってこなかった時に嫌な気持ちになりますので、やめておいた方が良いでしょう。